制震と耐震とは

制震 + 耐震の家

2つの仕組みが地震から住宅を守ります!

 

耐震住宅

その名の通り地震に耐える住宅の事を指します。

第三者の機関による性能評価書。いわゆるお家の通信簿のようなものが発行されており、その中で最大等級である耐震等級3を取得!

 

2016年に起きた熊本地震

震度7の地震が2回に加え震度6弱以上の地震も立て続けに起き、3万棟以上の住宅に大きな被害がありました。

その中で国土交通省が発表したデータによると、旧建築基準法の建物と新建築基準法の建物の比較があり、旧建築基準法の建物は言うまでもなく、甚大な被害がありました。昭和56年6月以降の新建築基準法に則った建物は旧建築基準法よりも被害は少ないものとはなっていますが、それでも一定数の被害がありました。

平成12年6月以降一部建築基準法が更新され、性能評価未取得及び等級1級の建物になるとある程度耐えていますが、一定数の損壊は見られました。

一方耐震等級3級を取得している建物は大きな被害がほとんど見られず大部分が無被害でした。

(大きな地震になると建物内のお部屋のクロスが引っ張られてつなぎ目などに隙間が空いてしまうことはあります。)

 

 

※引用元:国土交通省 住宅局「熊本地震における建築物被害の原因分析を行う委員会」報告書のポイント

4・5ページより https://www.mlit.go.jp/common/001155087.pdf

 

 

 

 

 

 

 

制震住宅

耐震は地震の揺れに耐える仕組みに対し、制震は揺れを吸収し制御する仕組みです。

揺れを抑えることができれば建物へのダメージも少なくなります。

 

 

 

 

 

 

 

制震装置(SAFE365)搭載

 

 

地震の揺れを抑え、耐震性能を維持。

注意:実大振動実験及び制震壁の疲労試験の結果によるものであり、建物形状、配置プラン、地震波によって異なります。

木造住宅の弱点は、ある程度の耐震構造を持っていても中規模地震(震度5弱程度)の揺れを繰り返し受けるとその耐震性能を弱めてしまうことにあります。住宅の持っている、もともとの耐震性能を維持していくために重要な役割を果たすのが制震装置です。共同開発の制震装置SAFE365は、粘弾性素材を活用したもの。この素材は高層ビルの制震装置にも使われており、優れた地震エネルギーの吸収を実現(震度6強を最大67%低減 ※1)。さらに、最大震度6強クラスとなる120秒間続く地震を約200回受けても制震性能は衰えないと実証実験で分かっています。※2

※1 SAFE365は、入力波:BCJ L2 175%の加振(震度6強)で揺れを最大約67%低減できることが証明されました。

※2 入力地震波:BCJ L2 175%の加振において、実大振動実験で得られた各方向に搭載された制震壁のダンパー部分の変位を制震壁の疲労試験結果にあてはめて耐久回数を算出したものであり、約200回の揺れを経験しても、その制震性能は衰えないと考えられます。